愛媛県にはとても小さな湾があり,その山と海に挟まれた狭小な土地を「明浜」という。潮風と太陽を一日中浴びる環境はみかんにとって理想的で,とても素晴らしい味の柑橘類が収穫される。もぎたてを頂いて,人生で食べた中で一番 おいしいと感じた。愛媛県のみかんジュースは通常,すべての産地からいっしょくたに集められ,果汁が絞られる。 明浜の皆さんは「自分の土地でできた本当に甘い貴重なみかんだけを絞って,飲んでほしい」と考え,デザインの依頼をいただいた。まず産地を覚えてもらうため「アケハマ」という名称を決め,旅情を感じる古いバスや電車の書体を用いた。また,糖度を厳選したみかんであることを表記したり,シングルオリジン(単一産地)というウィスキーや,コーヒーの価値観を取り入れたデザインにした。パッケージは,太陽光で品質が変わりにくいように包装し,明浜の理想的な土地の地図をキーグラフィックとした。ギフトパッケージや,輸送ダンボール,リーフレットから名刺に至るまでトータルでデザインさせて頂いた。
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